Walking Pictures

映画、書籍、ゲーム、その他もろもろサブカルチャーについて…

【レビュー】『ドライヴ』疾走する純愛

犯罪映画は映画の花形。現実世界ではおよそ巡り会えないバイオレンスな出来事の連続を目の当たりにできるのは、クライムサスペンスの専売特許です。

今回取り上げる作品はクライムサスペンスの傑作『ドライヴ』。現在上映中の『ネオン・デーモン』の監督であるニコラス・ウィンディング・レフンさんの代表作です。

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なぜマーベルはDCに負けないのか?『ドクター・ストレンジ』レビュー

※この記事では映画の内容に言及していますが、極端なネタバレは控えています。

1/27から日本での公開が始まり、週末興行成績1位という好スタートを切った『ドクター・ストレンジ』。鑑賞しましたのでレビューを書きました。

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ジェシー・アイゼンバーグ主演のアホ映画『ピザボーイ 史上最凶のご注文』

先日観た『バットマンvsスーパーマン』のジェシー・アイゼンバーグがかなり名演だったので、彼の過去の出演作品を鑑賞。

『ピザボーイ 史上最凶のご注文』

満足度              ★★★☆☆

ピザよりもバーガーが食べたくなる度★★★★☆

アホなアメリカ人度        ★★★★★

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『バットマンvsスーパーマン』はどこが「トホホ…」だったのか

今月21日映画秘宝3月号が発売され、誌面で映画秘宝ベスト&トホホ10が発表されました。

ベストのほうは1位シン・ゴジラ2位この世界の片隅に3位デッドプールと予想の範囲内だったのですが、面白かったのはトホホの方。1位バットマンvsスーパーマン(以下BvS)2位スーサイド・スクワッドと、DCユニバース作品が連続ランクインするなんとも残念な結果に。

DCの実写化映画ってそこまでダメなのか?とか考えてたら、そういえばマンオブスティールとスースクは見てましたが肝心のBvSを未見だったので今更ながら鑑賞しました。

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日本人だからこそ見たい『沈黙-サイレンス-』

遠藤周作の同名小説をマーティン・スコセッシが映画化した『沈黙-サイレンス』。行方不明の師匠を探し、キリスト教を根付かせるために禁教令下の日本に渡航した司祭の物語です。原作も読んだ上で鑑賞してきました。感想をざっくりまとめます!

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アンインストールできない人に提案したい。「ソシャゲのやめ方」

グラブルがやめられません

ゲーム内容自体は同じことの繰り返しなんですが、気軽にできるのでついpcで映画なんか見ながらポチポチやってしまいがちです。ソシャゲってやっている間は楽しいのですが、終わってみると時間の無駄感がすごいですよね。実際一日2時間とかプレイしてたとするととてつもない時間の浪費になるわけです。

そこでソシャゲをやめる方法を考えました。ソシャゲ引退法として最も簡単に思いつくのは「アンインストール」ですが、これが出来れば元からソシャゲ引退法で悩む必要はありません。僕らはアンインストールができないからズルズルとソシャゲ沼にハマってしまうんですよね。

そこで今回は、自身の過去の経験などから効果的なソシャゲのやめ方について考察してみます。

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現代文学としての『東京タラレバ娘』

テレビドラマ第1話の放送を1/18(水)に控えた『東京タラレバ娘』。結婚できないアラサー女三人組の波乱万丈な恋愛を描いた原作漫画は、累計発行部数260万越えの人気作品です。

少女マンガはめったに読まない僕ですが、タラレバ娘は夢中になって読みました。特に1巻は読んでるこちらの精神まで傷つくような、とてつもない漫画体験でした。ネット上で独身女性が悲鳴交じりの感想を書いているのも理解できます。

もはや小説だけが文学ではない

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