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映画に学ぶモテ術、その1「折れない心」

世に流通している映画のほとんどは恋愛を扱っています。おそらく古今東西の映画を「恋愛あり」と「なし」に分類したら「あり」の方が多いのではないでしょうか。

映画をたくさん見る、ということは「ラブストーリーをたくさん見る」こととほぼ同義と言ってもいいかもしれません。事実僕もこれまで数多のロマンスを映画を通じて目にしてきました、それはもう現実で自分が経験したロマンスの何百倍も多く。

数多くの恋愛映画を見続けていると、いくつかの共通点が見つかります。映画というのは現実世界の写し鏡ですから、恋愛映画に潜んだ共通点について研究すればリアルの恋愛について何か有意な情報やメソッドが得られるかもしれません。

というわけで、映画に学ぶモテ術と大げさに名づけたこの記事では、映画の中の恋愛を参考に恋愛の方法論、心構えを考えてみたいと思います。

第一回のテーマは折れない心です

どんなイケメンでも一度はフラれる

ここ数日ライアン・ゴズリングが出演している映画を片っ端からチェックしていたのですが、彼はなかなかの男前だけあり数々のラブストーリーでヒロインとの熱いロマンスを演じています。

そして彼の出演作品である3本の恋愛映画「ブルーバレンタイン」、「きみに読む物語」、「ラブ・アゲイン」にはある共通点がありました。

それは「主人公がヒロインに一目ぼれして告白するけれど、一度はフラれる」というものです。

3作の映画はどれも主人公が一度は袖にされてから、カップルが成立するんですね。

意識して見てみると、この3作以外にも初対面でのヒロインからの反応が好ましくない映画というのは結構あります。「ロッキー」なんかは典型的な例ですね。

ロッキー (字幕版)

ロッキー (字幕版)

 

 

この共通点から読み取れるのは「女性は嫌っていた相手でも好きになる可能性がある」ということです。女心と秋の空とはよく言ったものですね。

セカンド・アプローチの重要性

女性の気持ちは簡単な出来事をきっかけにコロっと変わります。だからこそ何度でもアプロ―チをかける意義があります。

きみに読む物語」の主人公ノアは、一目ぼれしたアリーをいきなり口説こうとしますが、彼の命がけのアプローチは失敗に終わります(「デートしてくれないとここから飛び降りるぞ!」と脅す)。

しかしその後、運よくノアはアリーと一緒に映画を見るチャンスを得て映画デートをきっかけに二人は恋人同士となります。一度目は命がけでもダメだったのに、二回目は一緒に映画を見ただけでいつの間にかいい雰囲気になっている。不思議なものですね。

もしもノアが傷つきやすい少年だったらどうだったでしょうか、一回フラれただけで傷ついてアリーと距離をとっていたら、二度目のデートは無く二人は知り合いにすらなれなかったはずです。


傷つきたくない男たち

僕たち男という生き物は、外見はごつごつしていて強そうでも中身はガラスで出来ています。傷つきやすいし、傷つくことを怖がっています。プライドも高い。

だから僕たちは一度フラれただけで(もしくはフラれそうな気配を感じただけで)、その恋愛を「脈なし」と判断し撤退してしまいがちです。

ですが本当に意中の相手を射止めたいなら、倒れても倒れても何度も立ち上がる精神が必要だと思いませんか?

それこそ「ロッキー」のように

ロッキー・バルボアは不屈の男ですが、彼の忍耐力はエイドリアンを口説く時のしつこさにも表れています。

タクシードライバー」にはならないように!

ただいくら諦めてはいけないからといっても、相手が嫌がっているのにしつこくつき纏ったりしないように気をつけてください。

タクシードライバー」のデ・ニーロみたいに逆ギレして暴力沙汰を起こすなんて以ての外です、大統領候補を銃殺しようとしたり、娼館に乗り込んでポン引きを殺したりするのもやめましょうね!