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”ほぼ”デイリーシネマ

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『イミテーション・ゲーム』はローグ・ワンなのかもしれない

だらだら映画日記

Netflixに追加されていたので『イミテーション・ゲーム』を見ました(プライムビデオにもあるみたいですよ)。

カンバーバッチやマーク・ストロングを筆頭とした実力派英国俳優の演技から緻密に構成された脚本までとにかくウェルメイドな出来の映画で、エニグマ解読のシーンでは観てるこっちまで立ち上がってしまうほどテンションが上がってしまいました。

主人公がアスペルガー的な精神障害を持っていたり、時系列を錯綜させているあたりがフィンチャーの『ソーシャル・ネットワーク』とも被りましたが、脚本のクオリティに関しては『イミテーション・ゲーム』が一枚上手という印象です。

 

ソーシャル・ネットワーク』ではザッカーバーグfacebookを立ち上げるまでの話と、facebook成立後ザッカーバーグが訴訟された話が平行して語られたのに対して、なんと『イミテーション・ゲーム』は3つの時間軸で同時にストーリーを進行させました。

2時間に満たない映画でそんな事をするのは半ば無茶とも言えるのですが、何よりすごいのは時系列を錯綜させながらもシナリオが複雑になっていないという点。アラン・チューリングという人間の人生を2時間という尺に「編集」し、なおかつそれに映画としてのテーマ性やメッセージ性まで与えた監督や脚本家の手腕に惚れ惚れします。

 

チューリング及び共同研究していた数学者たちの功績により、連合国はその後の戦闘で戦果を上げ、世界大戦を大幅に早く終わらせられたとされています。『プライベート・ライアン』で描かれたノルマンディー上陸作戦も、チューリングがいたからこそ成立したんですね。これってなんだかローグ・ワンとエピソード4の関係みたいだと思いませんか? 

フィクションの作品と違って、実話に基づいた映画というのは「歴史」という大きな共通項を持っているわけですから、監督が違おうがナンバリングされていなかろうが根本的なところでリンクしています。

スターウォーズを一気見する要領で、『紀元前一万年』なんかから映画で歴史を辿っていくのも面白いかもしれませんよ。