ハリウッド実写版「GIS」前におさらいする押井版「攻殻」
スカーレット・ヨハンソンを少佐役に起用し、公開を間近に控えたハリウッド実写版「ゴースト・イン・ザ・シェル」。
この記事ではそんなハリウッド版「攻殻」を2倍楽しめるように、押井版「攻殻」を徹底的に解説します!
目次
- 海外で大ブレイクした「Ghost in The Shell」
- ビルボード売り上げ一位
- ハリウッドへの影響
- なぜ国内よりも海外でヒットしたのか?
- 押井版「攻殻」のあらすじ
- 起.高層ビルからの落下~オープニング
- 承.脳をハッキングされた男
- 転.人形使い
- 結.融合
- 原作からの脚色で変わった点
- バトーの恋愛感情
- まとめ
【感想・解説】ナタリー・ポートマンここにあり、映画「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」
「レオン」のマチルダ役での激烈なデビューから20年以上女優としてのキャリアを積み続けてきたナタリー・ポートマン。
そんな彼女が今回挑んだ役は「ケネディの妻」でした。
目次
- あらすじ
- 時系列入り乱れる脚本
- 衣装の力を200パーセント使った作品
- 強い女性像、まさにナタリーが演じるべき役
- まとめ
神山監督の著書から読み解く「ひるね姫」、ネタバレなしレビュー&感想
何を隠そう私をアニメ、ひいては映画を筆頭とした映像コンテンツにのめり込ませるきっかけとなったのは「攻殻機動隊S.A.C.」でした。
士郎正宗の原作版と押井映画版の二作を踏まえて作られた新たな攻殻は前者二作に比べ飲み込みやすく、それでいて現代社会を風刺していた画期的なテレビシリーズでした。
その「攻殻機動隊S.A.C.」の神山健治監督が手がけた初劇場オリジナル長編アニメ「ひるね姫~知らないワタシの物語~」の公開が3/18より始まりました。
そして本作の公開と同時期に、神山監督の著書『映画は撮ったことがない ディレクターズカット版』(過去の著作の新書版)も発売されています。当書では神山監督の映画論が語られており、この本に記されている神山監督の映画作りのハウツーは「ひるね姫」でも適応されています。
そこで、この記事では『神山健治 映画は撮ったことがない』の内容を踏まえ、「ひるね姫」がいかに名作かということをネタバレ無しでまとめます!
(ちょっとだけ本編に言及するので気になる方は注意!)
目次
- あらすじ
- 疑問と答えの連続
- 「普通」の主人公の物語
- 誤解による展開
- 欠落の獲得
- まとめ
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【虚淵ゴジラ】なぜ劇場版アニメはやたらと3部作にしたがるのか?
先日、虚淵玄がストーリー原案・脚本を手掛ける劇場アニメ版「GODZILLA」が3部作として制作されるとが発表されました。
それを見て思ったのですが、最近の劇場アニメ、3部作多すぎません?
「GODZILLA」
「魔法使いの嫁」
「傷物語」
「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」
「Fate/stay night[Heaven’s Feel]」
他にもTVで放送予定のアニメを劇場で先行上映するという形式のものもあるため、3部作のアニメ映画はまだまだ存在します。
ひとつの物語を前編・中編・後編のように分けて制作する手法は、実写映画でもないことはありませんが、あまり見かけられません(漫画原作の実写映画は分けても前後編)。
流行するアニメ映画の3部作化には何か理由があるに違いありません。この記事では私の独断と偏見で、その理由について考察してみたいと思います。
目次
- TVアニメと映画のストーリーテリングの差
- 作品のブームを持続させる
- 一作完結に比べ、一作あたりの製作期間が短い
- 狭く太い顧客モデル
- まとめ
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